• 文字の大きさ
  • 普通
  • 拡大
  • サイトマップ
  • お問い合わせ
グローバルナビ表示切り替えボタン

脳ドック

当院の脳ドックの紹介です。

Dock (brain)

「脳ドック」とは

脳ドックの最大の目的は、脳卒中の予防と早期発見です。そのための検査の主力は「MRI」(磁気共鳴断層撮影)と「MRA」(磁気共鳴血管撮影)です。「MRI」は脳を輪切りにして、あらゆる角度から見ることができ、初期の段階の小さな無症候性脳梗塞などを見つけることができます。最近、この病変と痴呆の関連性が指摘されており、また大きな症候性脳梗塞の前兆としての意味合いもあり、まさに脳ドックの中心的な検査です。
一方、「MRA」では造影剤を使用せずに脳の血管をチェックできるようになり、とりわけ、くも膜下出血の原因である脳動脈瘤の発見に威力を発揮します。本荘・由利地区では毎年40人から50人の方がくも膜下出血で倒れ、当院に救急搬送されます。原因は脳動脈瘤の破裂であり、20%から30%の方々が重い後遺症を患ったり、死亡したりしています。破裂する前に発見して治療する、というのが長年の夢でしたが、「MRA」の登場で現実のものになりました。
脳卒中の予防の観点から地域医療に貢献するのは当院の重要な使命の一つと考えています。

脳ドックは次のような方におすすめします

  • 高血圧、高脂血症、糖尿病の方
  • ご家族に脳卒中、特にくも膜下出血の人がいる方

「脳ドック」検査内容

問  診 既往歴、家族歴で脳卒中の危険因子をチェックいたします
計  測 高血圧や肥満度をチェックいたします
血液・尿検査 高脂血症や糖尿病など脳卒中の危険因子の検査を行います
心電図検査 不整脈などの危険因子を調べます
眼底検査 眼底血管で動脈硬化の程度を検査します
胸部X線 心臓と肺の異常を調べます
頭部CT検査 X線コンピュータ断層撮影で、脳の異常を調べます
MRI検査 磁気を用いた断層撮影で、脳梗塞・脳腫傷などを調べます
MRA検査 MRI装置で脳と頸部の血管を調べ、脳動脈瘤、脳血管の狭窄・閉塞・奇形などの異常を調べます
頸動脈超音波検査 頸動脈硬化の程度を調べます
CAVI 頸動脈硬化の程度を調べます
大脳機能検査 高次脳機能をゲーム感覚で調べます

結果説明

1~2週間後の水曜日午後に来院していただき、担当医師より総合判定の説明をいたします。

留意事項

  • ペースメーカー装着者はMRI・MRAの検査は受けられません
  • 手術等で体内に外科用クリップ、金属類を入れている方は、受けられない場合がありますので、お申し込み時お話ください。
  • 朝食・昼食は普通にとってください。
  • 閉所恐怖症の方はご相談ください。