病院長あいさつ
当院院長 軽部 彰宏よりご挨拶申し上げます。
Greeting by director
由利組合総合病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
佐藤一成前院長の後任として、令和3年4月1日付で由利組合総合病院の病院長に就任いたしました。よろしくお願いいたします。
院長 軽部 彰宏
由利組合総合病院は秋田県南部沿岸の由利本荘市にあり、由利本荘・にかほ地域を医療圏としています。平成17年に本荘市と由利郡7町が合併して由利本荘市が、仁賀保、金浦、象潟町が合併してにかほ市が誕生しました。当院はこれらの2市を合わせた約10万人の医療圏内人口を対象としている急性期基幹中核病院です。当院の許可病床数は感染病床4床を含む606床で、標榜診療科は24科、当地区の救急診療の7割余りを受入れております。病院の組織体制として特に重要な医療安全管理、感染対策の取り組みには職員全員が参加し、医療への不安や疑問に対しての相談にも対応しています。質の高い医療で地域に貢献することを基本理念として、安全で高度な医療を提供できる病院でありたいと考えております。
さて、私たちを取り巻く医療環境は非常に厳しい状況にあります。現在直面している大きな問題は、感染が拡大し収束が見えない新型コロナウイルス感染症であります。当院は第二種感染症指定医療機関であり、数多くの新型コロナウイルス感染症の患者を受入れ、診療をおこなっております。由利本荘・にかほ地域の基幹病院として、総力を挙げて全ての医療従事者へのワクチン接種を完了し、さらに高齢者から始まる集団接種にも協力します。マスクを必要とせず、何も気兼ねをしないで会話や食事ができる以前の日常を取り戻すため、全力を尽くしていきます。つぎに、人口減少と高齢化が進んでいる社会状況から、将来に向けて医療の方向性を変えていくことが求められるようになります。当地区における今後の医療需要について再検討し、実情に応じた適切な医療と介護を提供するということです。いわゆる地域医療構想と言われるものですが、この実現に向けて様々な改革が要求されることになります。これからの医療に関する諸問題の解決に取り組み、地域の皆様から信頼される病院運営を目指して参りますので、ご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
病院長 軽部彰宏